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国立循環器病センター医師 喫煙が心血管疾患発症に関与

公開日時 2006/03/28 23:00

国立循環器病センターの安部晴彦医師は3月24日の日本循環器学会・学術集会
で講演し、喫煙が心血管病疾患発症に関係していることを示すデータを公表し
た。佐賀県にある人口約9000人の西有田町の住民を対象に行ったコホート研究
から、同町で行った禁煙運動の推進で喫煙率が低下するとともに、心疾患や脳
卒中の有病率は「禁煙歴なし」の住民に比べ、「喫煙歴あり」の住民で1.3~1.
7倍あったことを明らかにした。また、禁煙効果は血圧の正常化にとどまらず、
血中脂質やBNP、アディポネクチンなどのバイオマーカーにも現れたという成
果を示した。

研究は同町が実施する健康診断(受診率は58.2%)で心機能や血管機能に関す
る特殊検査とその遺伝的多型(SNPs)の解析を実施し、個人に適した予防医
療や治療を開発し、脳血管疾患や心疾患の予防を行うことが目的。追跡期間は
02年から05年で、同町の喫煙率は02年は15.5%であったが、禁煙運動を行った
ことで05年には13.8%に減少した。さらに、1185人を対象に解析した結果、心
血管疾患の発症率は非喫煙者群1.7%に対し、喫煙者群では2.6%だったという。

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