アストラゼネカ イレッサのアジア大規模試験、国内200例組み入れへ
公開日時 2006/03/26 23:00
アストラゼネカが近く開始する肺がん治療薬イレッサのアジア人に対する有効
性を確認する共同試験の概要が明らかになった。イレッサと、カルボプラチン・
パクリタキセル併用療法の無増悪生存期間を主要評価項目として比較する。各
国あわせて1212例を組み入れる予定。日本では今年5月にも患者登録を開始し
て約200例を登録する計画だ。3月24日の厚生労働省の薬食審・医薬品等安全
対策部会に報告した。
今回の試験は、副次的目的として全生存期間や奏功率、安全性や忍容性プロフ
ァイル、QOLなどを比較するほか、探索的目的として治療効果の差を示すバイ
オマーカーの有無も確認するという。日本をはじめ、中国、香港、インドネシ
ア、韓国、マレーシア、フィリピン、シンガポール、台湾、タイ――が参加す
る。