富山化学 T-705が鳥インフルエンザウイルスに対する有用性示唆
公開日時 2006/03/22 23:00
富山化学工業は3月20日、同社が創製した抗ウイルス剤T-705が鳥インフルエ
ンザウイルス(H5N1型)に対する有用性を示唆するデータが米ユタ州立大によ
り第8回呼吸器ウイルス感染症国際シンポジウム(ハワイ)で報告されたこと
を発表した。これを受け、同社では「現在動物実験段階にあるが、厚生労働省
並びに米FDAと十分協議を行いながら、できる限り早く上市できるよう開発を
進めていきたい」とコメントしている。
富山化学は米国立アレルギー感染症研究所と契約を締結しT-705の検討を進め
ていた。このうちユタ州立大がインフルエンザに対する検討を担当していた。