武田薬品 ブロプレスの高血圧発症予防効果が科学雑誌に掲載
公開日時 2006/03/15 23:00
武田薬品工業は3月15日、米国で実施されたARBブロプレスの高血圧発症予防
効果に関する市販後臨床試験TROPHYの結果が科学雑誌ニューイングランド・ジ
ャーナル・オブ・メディシン(オンライン版)に掲載されたと発表した。軽症
高血圧症の前兆となる正常高値血圧者772人を対象に2年間ブロプレスまたは
プラセボを投与し、その後2年間両群にプラセボを投与した結果、トータル4
年後の高血圧症の発症率はブロプレス群が53.2%、プラセボ群が63.0%だった
という。
治験責任者のミシガン大のステボ・ジュリウス教授は「発症リスク軽減率は多
大とはいえないが、早期の介入が大きな意味を持つ可能性がある」とコメント
している。