人工血液やナノリポソームDDS製剤開発のオキシジェニクスは２月27日、シン
ガポール政府の支援を受け、アジア最大規模を誇る先端研究集積拠点であるバ
イオポリスに現地法人「オキシジェニクス・シンガポール」を設立し、現地の
バイオ研究者と共同研究に着手すると発表した。

先月23日付でシンガポール政府関連の投資会社バイオワンキャピタル社との総
額６億円の契約により、同国での現地法人設立および共同研究が実現すること
になった。同社では、共同研究などにより「タンパク質医薬内包リポソーム製
剤の研究開発の大幅なスピードアップが図れる」と期待している。バイオワン
キャピタルはアジア最大規模の総額約800億円のバイオファンドを運営する投
資会社で、世界中の製薬・バイオ関連企業60社以上への投資実績がある。