エーザイ 米アリセプト特許切れ翌年に前年比55%の売上を維持
公開日時 2006/03/02 23:00
エーザイの内藤晴夫社長は3月2日の記者懇談会で、2011年度に全エリアのう
ち最も大きな売上を計画する米州事業について「さまざまな意味でキーファク
ターになるメディケア薬剤給付(パートD)に即応した戦略を立てないと成功
はあり得ない。1月のスタート以降、企業間の価格競争が激化している」と説
明した。
米国では10年にアリセプトの特許が切れるが、「ブランドとエコノミー(節約)
を同時追求し、全く新しいブランドのイメージを創出したい」と述べ、特許満
了翌年の11年度には前年の55%の売上を確保したい考えを示した。グローバル
では11年に前年の75%を確保したい意向。