持田 エパデール、アルツハイマー病のフェーズ2aが終了
公開日時 2005/12/12 23:00
持田製薬は12月12日、03年4月から進めてきた高脂血症治療剤エパデールのア
ルツハイマー型痴呆症のフェーズ2aが終了したことを発表した。詳細な解析
はこれからだが、比較したプラセボ群で認知機能の低下が見られず、両群間で
差が認められなかった。全般的な改善度の指標については、何らかの改善があ
った症例数がエパデール群に多く認められたが、有意差はなかった。
フェーズ2aは、薬剤の有効性として病状の進行を抑えられるかどうかが重要
なため、プラセボとの比較を行った。用量は高脂血症での通常用量に限定した。
投与症例数や投与期間などは現段階では非公表。
今後、実施計画の見直しや用量の増加の必要性などを検討した上で、開発方針
を確定するとしている。