中外製薬組織改正・7月1日付
公開日時 2005/06/12 23:00
【戦略マーケティング機能組織改正(医薬事業における戦略マーケティング機
能を担うスタッフ組織として戦略マーケティングユニットを設置する。これに
伴い、戦略マーケティング準備室を廃止する)】▽戦略マーケティングユニッ
トは、開発品を含む製品の事業価値最大化を図るために、製品ライフサイクル・
マネジメントを企画・推進するとともに領域戦略の企画・推進を行う。また、
製品ライフサイクル・コンセプトの中外グループ内への浸透を図る▽同ユニッ
トに、企画部(開発品/製品ポートフォリオマネジメント、資源の管理と配分
の高度化と統合)、推進部(プルーフオブコンセプト前の開発機能の強化)、
調査部(事業性評価、市場調査の強化)、事業開発部(製品/技術の導入出機
能と導入品評価機能を領域戦略との連携を目的に移管)、がん領域部、腎領域
部、骨領域部、重点領域部(ライフサイクルリーダーを中心としたプロジェク
ト主導の開発体制の構築、中長期の領域戦略立案、領域および製品のブランド
の確立)を設置する▽研究開発統轄本部のMRA推進室をトップマネジメント直
轄の組織とし、MRAユニットと改称する▽事業開発部をコーポレートスタッフ
から戦略マーケティングユニットへ移行する▽三統轄本部制を廃止し各本部を
トップマネジメント直轄の組織とする。
【研究開発(スタッフ)組織改正】▽製品戦略部の全機能を戦略マーケティン
グユニットおよびMRAユニットへ移管し同部を廃止する▽開発企画部の全機能
を戦略マーケティングユニット、MRAユニットおよび人財開発部へ移管し同部
を廃止する▽開発情報部の全機能を戦略マーケティングユニットへ移管し同部
を廃止する
【研究本部組織改正】▽開発薬事部の非臨床ドキュメンテーション機能を研究
本部内に移管しGLP、non-GLP運営管理機能、QC自己点検機能を強化のため研究
業務推進部の研究信頼性推進機能とあわせ、研究信頼性推進部を新設する▽富
士御殿場研究所、鎌倉研究所の前臨床・安全性研究機能を統一し生産性の向上
を図るため、前臨床研究二部の毒性研究機能を安全性研究部、薬物動態代謝研
究機能を前臨床研究第一部に移管する。これに伴い、前臨床研究第一部は前臨
床研究部と改称し前臨床研究第二部を廃止する。
【臨床開発本部組織改正】▽臨床開発第一部~第四部の一部機能を戦略マーケ
ティングユニットへ移管する▽育薬本部の育薬開発部を臨床開発本部へ移行す
る▽市販後対応臨床試験の立案・実施機能を領域・テーマごとに臨床開発第一
部~第四部へ移管し市販後臨床部を廃止する。
【製薬機能組織改正】▽製薬統轄本部のスタッフ組織であるCMC企画推進部、
エンジニアリング部を技術本部へ移管し技術本部を創薬工学本部と改称する▽
CMC企画推進部の薬事機能を独立させ、CMC薬事部を新設する▽鏡石工場・東北
中外製薬のニプロへの営業譲渡に伴い鏡石工場を廃止する。
【営業機能組織改正】▽学術本部と営業推進本部を統合し新たに営業本部を設
置する。営業統轄本部スタッフの営業企画部の一部機能を戦略マーケティング
ユニットへ移管した上で営業企画部と営業業務部を営業本部へ移行する。営業
研修部についてはその全機能を人財開発部に移管する▽育薬本部を廃止し育薬
本部の育薬開発部を臨床開発本部に、育薬研究部を営業本部へ移行する▽学術
第一部~第五部の一部機能を戦略マーケティングユニットへ移管した上で、が
ん領域学術部、腎領域学術部、骨領域学術部、生活習慣病・感染症領域学術部
を新設する。これに伴い学術第一部~第五部を廃止する▽医薬情報センターの
一部機能を営業業務部へ移管する。以上により、新設の営業本部は、営業企画
部、営業業務部、流通政策部、がん領域学術部、腎領域学術部、骨領域学術部、
生活習慣病・感染症領域学術部、医薬情報センター、育薬研究部と13支店で構
成される。
【コーポレートスタッフ組織改正】▽人財・人事部の全社的な人財開発機能、
および各組織における研修機能を集約した人財開発部を新設する。これに伴い
人財・人事部は人事部と改称し営業研修部を廃止する▽知的財産部をコーポレ
ートスタッフとして位置づける。