中医協 高額医薬品で包括除外を答申
公開日時 2005/06/08 23:00
尾辻秀久厚生労働相は6月8日、診断群分類別包括評価で、高額な医薬品使用
などにより包括評価と出来高評価の乖離が大きいものについて出来高評価に戻
すことを内容とした分類見直しを中医協に諮問。中医協は即日、諮問どおり答
申した。今回の見直し対象となった診断群分類は、次期診療報酬改定で、適切
な内容で包括評価に戻す。
見直し対象となった診断群分類は、(1)脳梗塞でのエダラボン(三菱ウェル
ファーマの「ラジカット」)療法使用(2)非ホジキンリンパ腫でのリツキシ
マブ(全薬工業の「リツキサン」)療法使用(3)頻脈性不整脈、徐脈性不整
脈行での電気生理学的検査使用――。いずれも、高額な医薬品、医療機器を使
用するために、包括評価と出来高による評価の乖離が明らかに大きく、かつ、
各病院で相当数の件数が実施されている。