厚労省・懇談会 薬価算定ルール、中医協で積極陳述を
公開日時 2005/06/01 23:00
6月1日の「医薬品産業政策の推進に係る懇談会」には、中医協委員も出席し
た。診療側委員の櫻井秀也日本医師会副会長は、「類似薬があり新規性にとぼ
しいものは、減算の対象ではないか、類似薬があるのに画期性加算とはどうい
うことか。原価計算方式では類似薬がないのだから、むしろ画期性の主張をし
てはどうか」などと持論を展開。「自分たちだったらどう考えるか、中医協の
場で意見陳述してほしい」と業界団体代表者に求めた。
関連して、支払い側委員の対馬忠明健康保険組合連合会専務理事は、「良いと
ころだけつまみ食いでなく、全体の体系の中での議論をお願いしたい」と述べ
た。中医協は4月20日から薬価専門部会をスタートさせ算定ルール見直しに着
手。6~7月には業界団体からのヒアリングを予定している。