５月18日の中医協・薬価専門部会では、医薬品産業の現状に関する専門委員か
らのヒアリングに対し、診療側委員の漆畑稔日本薬剤師会副会長が、「従来か
らの主張にとどまっており、具体的な提案がないのが残念」と疑義を示した。
向田孝義専門委員は、「製薬協、日薬連として（薬価算定ルール見直しに関す
る）最後の詰めの段階に入っており、機会があれば改めて具体的な意見陳述を
行いたい」と応じた。

事務局の厚労省によると、その他の医薬関連団体からも意見陳述の要望があり、
今後、同部会として意見聴取する方針。また、前回の部会で、薬価算定組織か
らルール見直しに関する意見を求めることにしていたが、事務局によると、同
組織も意見取りまとめの作業が進んでいるという。