産総研 酵素チップ研究を独自開発
公開日時 2005/05/16 23:00
独立行政法人産業技術総合研究所(産総研)は5月13日、独自開発した酵素チ
ップの研究が、米科学誌ネイチャーバイオテクノロジー5月号に掲載されたと
発表した。新薬候補物質とターゲットタンパク質の相互作用を、チップ(2.5
センチ×7.5センチ)上で多サンプル同時に動力学解析する研究。チップに多
種類の酵素を固定しておき新薬候補物質を反応させることで、複数の酵素に対
する化合物の特異性と相互作用の強さを迅速に解析可能。これにより、新薬開
発に際し、化合物の薬効と副作用を前臨床以前の早期段階で把握できるという。