厚労省・安全性情報 ゲフィチニブ検討会報告など周知徹底
公開日時 2005/04/27 23:00
厚生労働省は4月27日公表した「医薬品・医療機器等安全性情報」No. 212に、
ゲフィチニブ検討会がこのほどまとめた検討結果や、日本肺癌学会の「ゲフィ
チニブ使用に関するガイドライン」(GL)を掲載し、これらの内容の周知徹底
を図った。アストラゼネカの抗がん剤「イレッサ錠250」(一般名:ゲフィチ
ニブ)について、「治療を検討するに際しては、添付文書を熟読するとともに
GL等の最新の情報を参考とし、患者に対してISEL試験結果など本剤の有効性・
安全性等について十分に説明し、同意を得た上で投与することが重要」とした。
同情報はまた、医薬品の市販直後調整についても、医師、薬剤師らに協力依頼。
4月1日現在、同調査の対象になっている16成分(うち1成分は販売開始から
6ヵ月経過し4月27日現在は対象外)の一覧表を掲載した。今後の各号でも対
象品目を掲載するという。さらに、医療機器の市販後の安全対策で、04年4月
から05年2月までに自主点検や添付文書改訂を指示した内容を紹介、今後の各
号でも同様に紹介する。
なお、同情報は、4月1日施行の薬事法改正に伴い、名称を「医薬品・医療用
具等安全性情報」から改めた。【掲載した医薬品の市販直後調査対象品目、医
療機器の自主点検等の内容は下段に掲載】