日医・松原氏 中医協在り方有識者会議「公正でない」
公開日時 2005/04/27 23:00
4月27日の中医協・総会で、厚生労働省が「中医協の在り方に関する有識者会
議」の審議状況について説明したのを受け、診療側委員の松原謙二日本医師会
(日医)常任理事は、「日医が中医協の議論をゆがめていると規制改革・民間
開放推進会議は言っており、強く抗議したいが発言の機会は与えられない。名
指しで一方的に非難され、誤解されたままで判断されるのは公正なあり方では
ない。中医協として何らかの反応をするべきではないか」と強い口調で述べた。
同会議の3回目の会合(4月12日)で、規制改革・民間開放推進会議の宮内義
彦議長が「診療側委員8人中5人が日本医師会の推薦で特定の団体に偏りすぎ
ている」などと意見陳述したことに対する発言だ。しかし、支払い側委員の松
浦稔明香川県国民健康保険団体連合会監事(同県坂出市市長)は、「いろいろ
な意見があり、国民の代表である厚労相を含めた会議で議論が起こっても腹立
たしくはない」と応じた。
星野進保会長は、「会議は公開されており、(まもなく公表される)議事録を
見て、しかるべき行動を取ることもできる」とまとめた。