米シェリング・プラウ 業績が本格回復へ
公開日時 2005/04/25 23:00
米シェリング・プラウが4月21日発表した05年1―3月期決算によると、売上
高は前年同期比21%増の23億6900万ドル、純利益は1億500万ドル(前年同期
は7300万ドルの赤字)。独バイエルと昨年10月に戦略的業務提携を結び、米国
で抗菌剤アベロックス、シプロといったバイエルのプライマリーケア製品の販
売を開始したことが寄与。高脂血症治療薬ゼチア、バイトリンも好調。
ゼチアとバイトリンを含むメルクとのジョイントベンチャーの全世界売上は16
9%増の5億500万ドル。米国以外(日本除く)で販売権を持つレミケード(関
節リウマチ)は33%増の2億2000万ドル、テモダール(脳腫瘍)は52%増の1
億3100万ドルとなった。ナゾネックス(鼻炎)は30%増の1億8300万ドル。
日本市場では、過去最大規模の花粉シーズンにクラリチン(アレルギー)が伸
び、また昨年12月にペグイントロン(C型肝炎)を発売。これにより米国外の
医療用クラリチンは22%増収、全世界のペグイントロンは14%増収となった。