キリンビール 医薬で11億8600万円利益
公開日時 2003/05/08 23:00
キリンビールは5月8日、03年12月期第1四半期業績を発表。売上高 3152億3900万円(3.8%増)営業利益 99億7300万円(179.4%増)経常利益 85億2000万円(345.0%増)純利益 8億700万円(前年同期は損益2億3800万円)うち医薬カンパニーは、売上88億1800万円(8.8%減)、営業利益11億8600万円(46.7%減)。02年4月の薬価引き下げなどで減収減益。また、今回初めて営業利益を開示した。いずれも三共と共同販促を行う、主力の腎性貧血治療剤「エスポー」、白血球減少症治療剤「グラン」が、7対3の割合で売上の大部分を占めるとみられる。単独販売の二次性副甲状腺機能亢進症治療薬「ロカルトロール注」、02年10月に承認を受け今年4月7日発売したエスポーのプレフィルドシリンジ製剤、中外製薬と共同開発し4月1日薬価収載の高リン血症治療剤「フォスブロック錠」で、03年12月期医薬カンパニー売上575億円を目指す。