エーザイは11月６日、03年３月期中間決算を発表。売上高 2344億3500万円(11.1％増)営業利益 404億3800万円(3.7％増)経常利益 400億8500万円（0.3％減)中間純利益 222億4800万円（11.5％増) アルツハイマー型痴呆治療剤アリセプト、抗潰瘍剤パリエット(米国販売名：アシフェックス)の両剤が海外で好調な展開を示し、売上・利益とも拡大した。ただ、為替損失で、経常利益は微減となった。海外売上高は、米国848億円(前年比17％増)、欧州140億円（同51％増)、アジア他45億円（同36％)と高い伸びを示し、海外売上の構成比率は過去最高の44.1％となった。国内の売上は1311億円（同４％増)。製品別では、パリエット（アシフェックス)572億円（前年比22％増)、アリセプト542億円（同27％増)が二桁伸長となった一方、末梢性神経障害治療剤メチコバール165億円（同６％増)がほぼ横這い。胃炎・胃潰瘍治療剤セルベックス139億円（同６％減)、骨粗鬆症治療用ビタミンＫ２剤グラケー62億円（同９％減)、非イオン性造影剤イオメロン50億円（同９％減)と減少した。通期業績予想は 売上高 4600億円（前期比７％増)営業利益 780億円（同７％増)経常利益 780億円（同２％増)純利益 430億円（同18％増)