サノフィ・サンテラボ
公開日時 2002/06/30 23:00
1日、ARB降圧剤のイルベサルタンについてEU委員会が「高血圧症とⅡ型糖尿病を有する患者の糖尿病性腎症の治療」の適応症をヨーロッパ全域で承認、オキサリプラチンを転移性結腸直腸癌患者に対する第2選択治療薬としてアメリカで新薬承認申請、クロピドグレルがアスピリンとの併用で「非ST部の上昇を伴う急性冠症候群(不安定狭心症、またはQ波梗塞)患者の粥腫性血栓症の発症を防ぐ」という新処方の販売許可認定を推奨する意見をEU医薬品委員会が採用、という3つのニュースを発表。 イルベサルタンの糖尿病性腎症追加に、臨床試験を実施したデンマーク・ステノ糖尿病センターのハンス・ヘンリック・パルヴィング教授は、「腎症の進行だけでなく、人工透析や腎移植が必要になる時期も遅らせることができるようになり、その必要性すらなくすことができるかもしれない」と語っている。