米国の医療保険会社、クロピドグレル+酸分泌抑制剤併用で警報 ほか
公開日時 2008/12/31 00:00
米国の医療保険会社、クロピドグレル+酸分泌抑制剤併用で警報――保有のデータベース分析から米国の大手医療保険会社エトナは、自社の保有するデータベース分析から、抗血栓剤クロピドグレル(米国市販名プラビックス、ブリストル・マイヤーズスクイブ/サノフィ・アベンティス)に酸分泌抑制剤(プロトンポンプ阻害剤、以下PPI)を併用すると、クロピドグレルの効果(急性心筋梗塞予防)が減少するとの警報を会員に向けて発信した。医薬品の安全性警告は主にFDAから出されているが、保険会社が独自の調査分析から警報を出すのは初めてで、マネージドケア医療で保険会社が大きな影響力を持つ米国の新しい動きとして注目される。同分析結果は、JACC(米国心臓学会誌)に発表されると共に、エトナはFDAにも通報したとしている。●PPI併用...