09年 製薬企業はこう動く
公開日時 2008/12/31 00:00
金融危機、新薬数の減少とそれに伴い直面する2010年問題、大型品のジェネリック参入、新薬を出せない企業には厳しい業界提案の薬価制度改革案など、経営に響く問題が目の前に押し寄せる。特に新薬メーカーにとって09年は正念場となろう。どう舵取りをするのか。梅田一郎ファイザー常務執行役員医薬営業部門長MR数の大幅減、薬価引き下げ、Ca拮抗剤ノルバスクへの後発品参入という難関を乗り越えてきたファイザー。営業部門トップは合格ラインをクリアしたことを強調。08年12月から新営業組織をスタートさせ、「営業における徹底ということに取り組みたい」と意気込む。──07年8月末にMR数を約2割も削減した。08年度(07年12月〜08年11月)を振り返ってどうだったか梅田それだけMR数が減少した中で、08年4月には薬価...