協和発酵 造血幹細胞移植前治療薬ブスルフェクス 大塚に返還へ
公開日時 2012/09/19 04:01
大塚製薬と協和発酵キリンは9月14日、協和発酵キリンが保有する造血幹細胞移植前治療薬ブスルフェクス(一般名:ブスルファン)の日本とアジア6カ国・地域における開発及び販売権をライセンス元の大塚製薬に返還することで合意したと発表した。13年4月1日に実施する。返還に伴い、大塚製薬は21億円を協和発酵キリンへ支払う。
主に血液がんの治療の一つである造血幹細胞移植では、正常移植に置き換える移植前に、患者の病原の細胞を除去するとともに移植後の拒絶反応を避ける必要がある。そのため放射線療法と共にこの薬剤が主要な役割を担っている。世界57カ国・地域で販売されている。