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FDA GSKの髄膜炎およびHibワクチンMenhibrixを承認

公開日時 2012/06/19 04:00

米食品医薬品局(FDA)は6月14日、グラクソスミスクライン・バイオロジカルズ社の6週間以下の乳・幼児向けの髄膜炎菌C型・Y型およびインフルエンザ菌b型混合ワクチンMenhibrixを承認した。


髄膜炎菌やHibによって引き起こされる侵襲性疾患は生命を脅かす疾患で、乳幼児では、細菌性髄膜炎の主な起炎菌が髄膜炎菌およびHibとなっている。


2歳以下の乳幼児では、ワクチン接種をしないとこれら疾患に罹患しやすい。同感染症は、急激に進行し、死亡や失明・精神発達遅滞など重篤かつ長期にわたる後遺症を招くなど予後が悪い。しかも、初期症状は他の小児が通常罹患する疾患との区別が難しい。


Menhibrixの有効性は、米国の数百人の免疫反応に基づいて検証された。同ワクチンのHib成分では、乳幼児の同剤接種後の免疫反応は、既承認のHibワクチンに対する免疫反応と同等のものだった。また、同ワクチンの髄膜炎菌成分では、ワクチンが産生する抗体の血中レベルは髄膜炎菌血清型C及びYにより引き起こされる髄膜炎を予防することを予測させるレベルを示した。


同ワクチンの安全性は、米国、メキシコ、オーストラリア各国の合計7500例の乳幼児で評価された。主な副反応は、注射部位の痛み・発赤・腫脹のほか、昂奮、発熱など。同ワクチンは、2か月、4か月、6か月および12か月から15か月の間の4回接種。


FDAのKaren Midthun生物製剤評価研究センター(CBER)長は、「Menhibrixの承認で、Hibおよび2つのタイプの髄膜炎菌によって引き起こされる生命を脅かす疾患を予防できる混合ワクチンが入手できることになった。しかも、生後6週で使用できる初めての髄膜炎菌ワクチンだ」と同ワクチンの登場を歓迎した。
 

 


 

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