エルゼビア（本社：オランダ）は９月14日、これまで提供してきた薬物動態モジュール「ファーマペンディウム（PharmaPendium）」の併用モジュールで、薬物動態研究者に約2100種の医薬品の約100万件の薬物動態データの検索と分析を可能にした新サービスを提供すると発表した。
　
同サービスは承認医薬品のFDA、EMEAの承認文書から薬剤名、動物種、病態、食物効果、併用薬、投薬ルートや暴露パラメーターをインデキシングしたことにより、数値データからでも検索が可能。スピーディに非臨床・臨床の薬物動態データを検索、比較、分析できるツール。

ファーマペンディウムは約4000の医薬品の承認文書および毒性・副作用・薬物動態情報のデータベース。欧米のFDAやEMEAの医薬品承認の承認文書を全文検索できるため、承認医薬品の情報をキーワードにより簡便に情報を探すことが可能なツール。国内製薬大手の８割が利用しており、欧米での独自開発品の有無にかかわらず、有用なツールとして、中堅クラスの製薬企業にも使用が広がりつつある。