第一三共は2月21日、奥澤宏幸代表取締役社長兼COOがCEOに昇格する4月1日付のグローバルマネジメント体制および執行役員人事を発表した。常務執行役員ジャパンビジネスユニット長・日本事業ユニット長に、上野司津子・常務執行役員 日本事業ユニット メディカルアフェアーズ本部長が就任する。同氏はメディカルアフェアーズ本部長を兼務する。「日本事業ユニット長」は2021年4月に新設したもので、初代の木村悟氏、現職の平島昭司氏に継いで上野氏は3代目。現職で代表取締役専務執行役員の平島昭司氏は代表取締役となる。

日本事業ユニット長に就任する上野司津子氏は、1990年にサントリー入社、2002年に第一サントリーファーマ（07年にアスビオファーマに社名変更）に転籍。その後、2010年に第一三共への転籍を経て第一三共RDアソシエに出向。2020年には第一三共臨床開発第三部長、22年に同社執行役員 日本事業ユニットメディカルアフェアーズ本部長を歴任し、2024年から常務執行役員 日本事業ユニットメディカルアフェアーズ本部長 Patient Centricity 特命担当を務めている。

◎櫻井昭雄・医薬営業本部長は日本事業特命担当に就任　後任は千田洋也・営業企画部長

このほか、執行役員日本事業ユニット 医薬営業本部長の櫻井昭雄氏は、執行役員日本事業特命担当に就任する。ヘッド オブ グローバル コーポレートストラテジー Chief Strategy Officer (CStO)をレポートラインとし、 日本事業全般に関する支援活動やプロジェクト推進を担う。同社によると、業務スコープは国内に限定されず、日本事業で培ったノウハウ等をＥＵスペシャルティユニットに導入していくなど、グローバルにも貢献する。具体的には、国内組織の最適化や国内関連ビジネスの最適化について、ジャパンビジネスユニット長を責任者としながら、人事部長や各種関連部署とともに連携、対応する。このほかにも、医薬営業本部長としての経歴を生かし、同社が薦めるHaaS関連ビジネスなどにも携わる。

一方、櫻井氏の後任の医薬営業本部長には千田洋也・執行役員日本事業ユニット 医薬営業本部営業企画部長が就任する。