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東邦HD T2社と東京・関西間の高速道路使い自動運転の実証実験 ドライバー不足など物流課題の解決に

公開日時 2025/01/22 04:49
東邦ホールディングスは1月21日、自動運転システムの開発を手掛けるT2社と医薬品流通における自動運転トラックおよび物流センター間のシームレスな輸送の可能性に関する戦略的パートナーシップを構築すると発表した。7月からT2社が開発した自動運転トラックを用いて、東京都大田区のTBCダイナベースから兵庫県伊丹市のTBC阪神までの輸送ルートにある高速道路上で自動運転の実証実験を行う。将来的な自動運転「レベル4」(ドライバー不在の運転)の実現を視野に、ドライバー不足による物流キャパシティの低下や、安全、安定、効率的な輸送の実現など、物流課題の解決に結び付けたい考え。

T2社は、「レベル4」と呼ばれる高度運転の自動化に取り組んでおり、自動運転トラックによる幹線輸送サービスの開始を2027年に計画している。今回の戦略的パートナーシップは、①自動運転トラックによる医薬品輸送全般の研究開発・実証、②東邦HDの医薬品物流センター間における長距離輸送の自動運転化の可能性の研究―を目的とするもの。

実施実験は、東京都大田区のTBCダイナベースから兵庫県伊丹市の阪神TBCへの貨物輸送に際し、高速道路上の一部で自動運転を実施するというもの。実際の実証はドライバー医療用医薬品を積載したトラックに乗車し、レベル2相当(部分運転自動化)で実施することになっている。また、貨物を積載した幹線輸送における自動運転の走行ルートおよび走行リードタイムと、想定したオペレーションパターンの有効性に関する検証をそれぞれ行う。

実証実験は今年7月に実施する。両社は、「今回のパートナーシップを通じて、東邦HDの医薬品物流センター間での幹線輸送の自動運転化の可能性を研究し、医薬品物流における更なる安全性の向上や省人化に取り組みたい」としている。
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