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ノバルティス ボシュロム社に「前眼部」向け眼科用剤の資産を25億米ドル上限で売却 

公開日時 2023/07/13 04:49
ノバルティス ファーマは7月12日、スイス本社が「前眼部」向け眼科用剤の資産をボシュロム社に25億米ドルを上限に売却する契約を締結したと発表した。今回の資産売却について同社は、「注力疾患領域戦略に沿った取り組み」と説明。通常の取引完了要件に基づき2023 年下半期中の完了を見込んだ。また、トライアイ治療薬Xiidraやファーストインクラスとして期待の開発品等をボシュロム社に売却することで、契約条件に基づき予想販売額に応じて最大7億5000 万米ドルのマイルストーン支払金を受け取ることができるとした。

今回の資産売却には、ノバルティス側はドライアイ疾患の他覚所見及び自覚症状の治療薬として最初に承認された処方薬Xiidraや、眼表面における慢性疼痛(COSP)に対するファーストインクラス治療薬として開発中のSAF312(libvatrep)、非臨床開発段階にある第 2 世代のTRPV1拮抗薬OJL332 が含まれる。

ノバルティス成長戦略部門・最高責任者のRonny Gal氏は、「当社の戦略を達成するうえで、優先度の高い革新的医薬品への注力を強化するためのもの。継続的にポートフォリオを刷新することで、科学的専門知識やリソースを優先度の高いプログラムや疾患領域に最大限に活用することができる」と強調した。さらに、「ノバルティスのこれまでの取り組みを引き継ぐにあたり、ボシュロム社が十分な能力、規模、コミットメントを有していると確信している」ともコメントした。

今回の売却に伴い、Xiidra、SAF312(libvatrep)、OJL332については、今後の予想販売額に応じてマイルストーン支払金をノバルティス側が受け取る。また、取引完了後の一定期間はノバルティスがボシュロム社に代わってトライアイ治療薬Xiidraの供給を継続する移行契約を結んだことも明らかにした。このほかノバルティスは、遺伝子治療や光遺伝学を含むプラットフォームを通じて、網膜疾患の研究開発に継続して取り組む方針を示している。

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