日本製薬は3月12日、武田薬品・JPBUレアヘマトロジーフランチャイズヘッドの谷垣任優氏が代表取締役社長に就任するトップ人事を発表した。4月1日に開催する臨時株主総会および取締役会にて正式決定する予定。現代表取締役社長の福富康浩氏は退任する。

同社親会社の武田薬品はシャイアー社買収により、血漿分画製剤事業をグローバル事業の一部として位置づけた。これに伴い日本製薬は4月1日付で武田薬品の完全子会社となることから、谷垣氏をトップに据えることで武田薬品との連携を推進し、血漿分画製剤事業の牽引役になると期待している。

谷垣任優氏は1992年4月に武田薬品入社、医薬営業本部オンコロジー領域マーケティング部主席部員、JPBUオンコロジー領域マーケティング部長、ボストン勤務を経て、JPBU事業企画部主席部員、JPBU Sales in Specialty Therapeutic Areaヘッドを経て、2020 年2月からJPBUレアヘマトロジーフランチャイズヘッドを歴任している。