“デザイン”の力で住民参加型の 地域包括ケアシステムを育てる
コミュニティデザイナー、社会福祉士、株式会社studio-L 代表取締役 山崎 亮さん
公開日時 2020/11/30 00:00
「住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるよう、住まい・医療・介護・予防・生活支援が一体的に提供される」ことを目指した地域包括ケアシステム。各地域で構築が進められているが、医療関係者とは違った視点で、住民参加型の地域包括ケアに取り組んでいるのが山﨑亮氏だ。「医介連携だけでは取り残されてしまう人がいる。多様な専門職の連携と、住民が相互に助け合う体制の両輪が揃ってこそ地域包括ケア」と提言する。(利根川恵子)〔略歴〕1973年愛知県生まれ。大阪府立大学大学院および東京大学大学院修了。工学博士。建築・ランドスケープ設計事務所を経て、2005年にstudio-Lを設立。地域の課題を地域に住む人たちが解決するためのコミュニティデザインに携わる。まちづくりのワークショップ、住民参...