CSLベーリング ピリヴィジェンの適応追加を申請 無又は低ガンマグロブリン血症で
公開日時 2019/04/26 03:50
CSLベーリングは4月25日、ピリヴィジェン10%点滴静注(一般名:pH4処理酸性人免疫グロブリン)に、無又は低ガンマグロブリン血症の適応を追加する承認申請を行ったと発表した。
無又は低ガンマグロブリン血症は、血清中の免疫グロブリンGが量的に不足あるいは質的に問題がある疾患。免疫グロブリンGが全く作られない場合を「無ガンマグロブリン血症」、少しだけ作られる場合を「低ガンマグロブリン血症」と呼ぶ。
同剤は2019年3月、「慢性炎症性脱髄性多発根神経炎の筋力低下の改善」「慢性炎症性脱髄性多発根神経炎の運動機能低下の進行抑制(筋力低下の改善が認められた場合)」の治療薬として承認されている。
同社では、「先天的な疾患である原発性免疫不全症候群の患者や、後天的に免疫力が低下する続発性免疫不全症候群の患者に、さらなる治療の選択肢を提供できる」とコメントしている。