服薬継続率 新規患者で4〜5割
公開日時 2013/12/27 00:00
再診1、2回目の後に脱落傾向「飲まない薬は効かない」のはごく当然の認識である。しかし、この簡単なロジックは医療従事者や製薬業界では永遠のテーマでもある。そもそも患者は医師に処方された薬を用法通り服用できていなくても、積極的には告白しない。このため患者の服薬アドヒアランスの実態を数字でとらえるのは困難だとされてきた。そこで今回は医療情報総合研究所(JMIRI)の新たな情報サービス「JMIRIウェブ処方インサイトADHERENCE」から、患者の服薬アドヒアランスの実態に迫りたい。まず、同サービスではアドヒアランスの定義として「処方継続率」を使用している。ある薬を処方された患者のうち、直近の処方箋発行による当該薬剤の想定最終服薬日から一定期間以上処方がない場合を脱落と定義して、薬剤の処方継続率を算...