J-TEC 自家培養軟骨の低侵襲化で承認取得 再生医療等製品
公開日時 2019/02/08 03:50
ジャパンティッシュ・エンジニアリング(J-TEC)は、再生医療等製品の「自家培養軟骨ジャック」について、使用する際に現在より簡便で低侵襲化する一部変更承認を取得したと発表した。
この製品は、怪我などにより膝関節の軟骨が欠損した場合などに用いる。現在の製品は、軟骨を培養し、欠損部に移植した後、患者の脛骨の骨膜を採取し、欠損部を覆うという方法になる。今回承認取得した手技は、患者から採取していた骨膜の代わりに、人工コラーゲン膜を使用できるようにするもの。それにより、ジャックを用いた治療の低侵襲化と、移植手技の簡便化が可能になるとしている。
この製品は、膝関節における外傷性軟骨欠損症、離断性骨軟骨炎(変形性膝関節症除く)を適応として2012年に承認を受け、2013年に保険適用された。今回の手技は2018年4月に一変申請し、19年1月31日に承認取得を発表した。