中外製薬 健康づくりで兵庫県丹波市と協定 保健師活動の支援も
公開日時 2018/12/27 03:50
中外製薬は、兵庫県丹波市が進める「健康づくり推進プロジェクト」に関し連携協定を締結した。がん、CKD、骨粗鬆症(転倒予防含む)など中外の重点疾患領域における、疾患啓発や予防、早期発見・早期治療を、地域医療連携や、予防や健康増進の中核となる保健師の活動の支援に取り組む。
中外によると、地域特性に応じたニーズへの対応するために行うもので、営業本部の活動の一環。MRや地域医療連携を担当するメディカルネットワークリエゾンが中心となって、啓発資材の共同活用、専門医とかかりつけ医の連携、医療と介護・在宅のネットワークのサポート、検診率向上などを目的とした市民向けセミナーの企画などで協力体制を構築する。
啓発資材は、丹波市の保健師や医療機関の管理栄養士、看護師を中心としたメディカルスタッフと共有する。この中で保健師に対しては、がん、腎、骨粗鬆症、リウマチ領域の疾患情報や医療安全コミュニケーション情報提供(情報サイトの案内、資材案内、学習機会の提供)を通じて、保健師の日常業務やスキルアップの支援を予定している。
また、丹波市が構築を進める「医療介護情報連携システム」を通じ集計されたがんや骨粗鬆症、CKDなどの分析データを通じ、疾患啓発活動にいかに活かせるのかを、メディカルネットワークリエゾンが学術的な観点から助言することも予定している。