ムンディファーマ 静脈麻酔薬レミマゾラムを国内申請 「全身麻酔の導入及び維持」の適応で
公開日時 2018/12/25 03:50
ムンディファーマは12月21日、超短時間作用型ベンゾジアゼピン系静脈麻酔薬のレミマゾラムベシル酸塩(一般名、開発コード:CNS7056)について、「全身麻酔の導入及び維持」を予定適応に日本で承認申請したと発表した。申請は同日付け。速やかな麻酔・鎮静作用の発現と消失に加え、良好な循環動態の維持と安全性プロファイルを有することが確認されているほか、製剤を水溶性としたことで血管痛などの注射部位反応の発現が少なくなることも期待されるという。
今回の申請は、主に全身麻酔を施行する手術患者を対象に実施した国内フェーズ2/3試験に基づくもので、「現行製剤に対する非劣性が検証されたことに基づく」としている。
同社は、「高齢者や循環動態が不安定な患者さんも含め、全身麻酔を施行する幅広い患者さんに対して安全かつ有効で持続投与が可能な静脈麻酔薬の提供を通じ、医療現場における新たな選択肢をもたらすことで患者さんや医療関係者の皆さんに貢献していく」としている。