2社がネスプのバイオ後続品を承認申請 JCRと三和化学
公開日時 2018/10/01 03:50
JCRファーマと三和化学研究所はそれぞれ9月28日、腎性貧血に用いるネスプ(一般名:ダルベポエチン アルファ(遺伝子組換え)、協和発酵キリン)のバイオ後続品の承認申請を同日付で行ったと発表した。
JCRが申請したのはキッセイ薬品と研究開発開発した「JR-131」。三和化学は韓国の東亜STから日本でのライセンスを取得し、ジーンテクノサイエンスと共同開発してきたものを申請した。
JCRとキッセイは、腎性貧血に用いる遺伝子組換えヒトエリスロポエチン製剤エポエチンアルファBS注「JCR」を、国産初のバイオ後続品として共同開発し、10年5月からJCRが製造、キッセイ薬品が販売している。この実績とプレゼンスを販売に活かすとしている。三和化学は、糖尿病と腎領域を重点領域としており、提案の幅を広げる。
ネスプを巡っては、製造販売元の協和発酵キリンの子会社である協和キリンフロンティアが8月、オーソライズドジェネリックの承認を取得している。