大原薬品 AIベンチャーに出資 診断支援システムを共同開発
公開日時 2018/07/24 03:50
大原薬品はこのほど、AIソリューションの開発などを行う日本のベンチャー企業・ハカルス社(京都府京都市)に出資し、診断支援システムの共同開発を行う方針であると発表した。大原は、医薬品を中心にアンメットメディカルニーズ領域の事業強化を進めており、今回「予防・診断・治療・ケアを含めた医療全体のアンメットメディカルニーズに挑む」とする企業方針の一環で取り組む。
ハカルスは2014 年に創業し、少量データからの特徴抽出に優れるスパースモデリング技術を機械学習に応用した独自のAI開発を行っており、その中でヘルスケア領域のソリューション提供も目指している。医療分野では、画像処理に強みを持つスパースモデリング技術を利用することで、今回、より効率的に診断サポートができるシステムを共同開発する予定としている。
今回、大原の関連会社であるエッセンシャルファーマ、メディフューチャーの 3社にて、ハカルスの第三者割当増資を引き受けて約9000万円を出資した。ハカルスは他社を含めた総額1億7000万円の調達により、医療分野の課題解決を行う AIソリューションの開発体制を強化する。