ノバルティス 自己炎症性疾患治療薬イラリスのバイアル入り液剤の承認取得 溶解不要に
公開日時 2018/02/20 03:50
ノバルティス ファーマはこのほど、自己炎症性疾患治療薬イラリスにバイアル入り液剤を追加する承認を取得したと発表した。バイアル入り液剤は溶解操作が不要になり、使いやすくなる。
イラリスは皮下注で用いる。現在、凍結乾燥製剤として承認を得ているが、投与するには注射用水で20分以上かけて溶解する必要があった。同剤は、炎症や免疫に関与するヒトIL-1βに対する遺伝子組換えヒトIgG1モノクローナル抗体製剤で、希少疾患であるクリオピリン関連周期性症候群(CAPS)の治療薬として2011年9月に承認されて以降、既存治療で効果不十分な家族性地中海熱(FMF)、TNF受容体関連周期性症候群(TRAPS)、高IgD症候群(メバロン酸キナーゼ欠損症)の適応症の追加承認も取得し、販売されている。