中外製薬 小坂社長がCEO昇格へ 永山氏は引き続き代表取締役会長
公開日時 2017/12/13 03:51
中外製薬は12月12日、代表取締役社長で最高執行責任者(COO)の小坂達朗氏(写真)が最高経営責任者(CEO)に昇格することが内定したと発表した。2018年3月下旬開催予定の定時株主総会、取締役会を経て正式に決定する。2019年から始まる新中期経営計画を小坂氏の下で策定し、新たな体制で次の経営をかじ取りするのが狙い。
小坂氏は経営戦略、業務執行に関する意思決定を行い、それに責任を負うことになる。現CEOの永山治氏は、引き続き代表取締役会長として取締役会議長を務め、経営を監督するが、中期経営計画の立案などを行う経営会議のメンバーからは外れるという。
小坂氏は1953年1月生まれの64歳。経営企画部長、営業統轄本部副統轄本部長、マーケティングユニット長などを経て、2011年1月取締役専務執行役員、12年3月から現職。永山氏は1947年4月生まれ70歳。1992年9月に代表取締役社長に就任し、2012年3月から現職を務めている。