塩野義製薬など異業種4社 「ダニアレルギー対策会」発足 対策など情報提供
公開日時 2017/11/10 03:50
塩野義製薬、インテリア製品を扱うサンゲツ、空調メーカーのダイキン工業、繊維事業を行う帝人フロンティアの4社は11月9日、「ダニアレルギー対策会」を発足したと発表した。ダニによる通年性アレルギー性鼻炎の認知向上と、その対策方法の啓発を目的としたコンソーシアム。
通年性アレルギー性鼻炎の患者数は、住宅の気密性向上などを背景に増加しているという。生活環境の改善や治療により症状の軽減を目指せる疾患だが、疾患や対策に関する関心、認知が低いとして、今後4社共同でのイベント開催や、参画企業それぞれによるダニアレルギー対策の啓発、研究成果の発表などを展開する。
塩野義は、減感作療法に用いる医療用薬を販売している。サンゲツは、アレルゲン暴露を避けるための室内環境改善に繋がる商品として、壁紙、カーテン、カーペットなどを揃える。ダイキンは、ダニ、カビ、花粉などのアレル物質を分解し、菌やウィルスを抑制する独自の「ストリーマ技術」を開発。帝人フロンティアは、ダニ等アレルギーを引き起こす物質を通さない「ミクロガードプレミアム」などのダニ対策商品を販売している。