情報処理推進機構 「AI白書2017」を刊行 医療・健康・介護領域の課題の指摘も
公開日時 2017/07/21 03:50
独立行政法人情報処理推進機構は7月20日、「AI白書2017」を刊行したと発表した。AIの技術動向の現在と未来、医療領域などでの利活用事例、AI関連の制度的課題、国内外の政策など、AI を巡る動きを解説している。
同機構は白書の刊行理由について「急速に進化を続けるAIについて、正しい技術の理解と利用促進を促すため」としている。白書に掲載した制度的課題では、AIの倫理的課題等の議論が欧米中心に進展するとともに、「AI著作物」「学習用データセット」「学習済みモデル」の知財面での議論も進行していることや、「自動運転」「ドローン」「医療・健康・介護」などの利用領域では新たなルール形成について取り上げた。
国内企業を対象に、AIに関する認識、取組状況、投資状況について尋ねた国内アンケート調査(296社回答)も掲載した。定価は3300円(消費税別)。