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24年市場予測 ワクチン製剤 20年まで年平均1.3%で推移 20年以降は2400億円強で横ばいに

公開日時 2017/06/15 03:50

富士経済はこのほど、予防医療・ワクチン製剤市場が2024年に2450億円市場になるとの分析結果をまとめた。15年実績(2301億円)から市場は6.5%成長するとしている。市場推移をみると、16年から20年まで年平均成長率1.3%で推移して、20年に2450億円になるとし、「新たなワクチンの定期接種が加わらない限り、市場は20年頃から横ばいが予想される」としている。

文末の「関連ファイル」に、予防医療・ワクチン製剤市場の24年までの市場規模予測をまとめた資料を掲載しました(6月15日のみ無料公開、その後はプレミア会員限定コンテンツになります)。

調査方法は同社専門調査員による参入企業や関連企業などへのヒアリングや文献調査などをもとにまとめたもの。調査期間は16年12月~17年2月。

分析結果をみると、予防医療・ワクチン製剤市場は、少子化の影響はあるものの、従来からの日本脳炎やポリオなどの定期接種ワクチンに、13年度からヒブ、DPT・IPV(4種混合)、小児用肺炎球菌、子宮頸がん予防ワクチンが、14年度から水痘、成人(高齢者)肺炎球菌ワクチンが加わり、市場が拡大したとしている。市場規模は12年度の1800億円弱から、13年度に一気に2200億円強に拡大し、15年度に2300億円台にのったと分析した。

さらに16年度からB型肝炎ワクチンなどが加わり、幼時や小児だけでなく、成人・高齢者への定期接種ワクチンが増えたことで、市場は当面、1%強の成長で推移すると予測した。

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