ギリアド 経口C肝治療薬ハーボニーに「ジェノタイプ2型」の効能追加申請
公開日時 2017/05/08 03:51
ギリアド・サイエンシズはこのほど、ハーボニー配合錠(一般名:レジパスビル・ソホスブビル)の効能・効果に「セログループ2(ジェノタイプ2)のC型慢性肝炎またはC型代償性肝硬変におけるウイルス血症の改善」を追加する承認申請を行ったと発表した。承認されれば、日本においてほぼ全てのC型慢性肝炎を占めるジェノタイプ1型と同2型の治療が同剤により可能になる。
この効能追加は、ソホスブビル及びリバビリンの併用と比較した国内フェーズ3(「GS-US-337-1903」)で、12週間投与に対する非劣性が示された結果に基づくもの。ハーボニーの12週間投与における持続的ウイルス学的著効(SVR12)は96.2%だったという。
同剤は、1日1回1錠12週間の経口投与する。2015年7月にセログループ1(ジェノタイプ1) 型の適応で承認されている。なお、この効能追加申請は同社が4月28日に発表したもの。