AZ日本法人 麻酔領域製品の製造販売承認などをアスペンジャパンに移管 キシロカインなど5製品
公開日時 2017/04/05 03:50
アストラゼネカ(AZ)日本法人は4月3日、麻酔領域製品の製造販売承認などをアスペンジャパンに移管すると発表した。同領域の全製品が対象でキシロカインなど5製品34品目。7月1日付で実施する。AZとしては、オンコロジー、循環器・代謝疾患、呼吸器の注力3領域での継続的な新薬創出に集中するのが狙い。
両社グローバル本社による、米国を除く世界各国を対象にした契約締結に伴うもので、AZは、専門性をもってビジネス拡大が可能としてアスペンと契約したとしている。AZは契約金5億2000万ドルと売上に伴うロイヤリティを受け取る。AZ日本法人が移管するのはアナペイン、キシロカイン、マーカイン、カルボカイン、ディプリバンで、売上規模は非開示。現在麻酔領域に従事するAZ社員はアスペンジャパンへ転籍するとしている。
なお、製造販売元がAZではない品目は製造販売承認の承継は行われない。具体的には、局所麻酔剤カルボカインアンプル注の製造販売元は日新製薬のため、アスペンジャパンへは販売移管となる。また、キシロカイン注シリンジの製造販売元はニプロのため、アスペンジャパンへは販売移管となる。