アストラゼネカ 営業・マーケティング体制を3事業部制に見直し
公開日時 2017/03/28 03:52
アストラゼネカは3月27日、現行の営業・マーケティング体制を見直し、オンコロジー、循環器・代謝疾患、呼吸器の3事業部制にすると発表した。3つの事業部の傘下に営業、マーケティング組織を置く形に改める。4月1日付で事業本部長を置き、支店や営業所の人員配置を含めて、事業部に合致した体制整備を順次進める。事業部ごとに最適な体制を敷くことで、同社が掲げる戦略の一つである“サイエンスのリーダーシップの実現”に向けて加速したい考えだ。
同社はこれまで、オンコロジー領域は事業部制を敷く一方で、それ以外の領域は営業とマーケティングに組織が分かれていた。営業は領域制を敷かず一本化する一方で、マーケティングは3領域に分かれており、体制が異なっていた。新体制では、領域別に横串を刺すことで、専門性と実効性を高める。3領域も今後のパイプラインなどを考慮し、消化器領域の位置づけを変更。これまでの呼吸器領域の中から、循環器・代謝疾患領域の中へと変更する。
なお、研究開発本部とメディカル本部については、営業との分離が必要であることなどから、これまで通り独立した組織とするとしており、事業部の中には位置づけられない。
人事異動は以下の通り。(4月1日付)
執行役員呼吸器事業本部事業本部長・松尾 恭司氏(現・メディカル本部長、後任着任までは兼務)
執行役員循環器・代謝/消化器事業本部事業本部長・矢部 尚登氏(現・マーケティング本部 代謝領域マーケティング統括部長)
執行役員経営企画本部長・植地 泰之氏(UK本社VP、UK本社VPグローバル事業開発・コーポレート戦略担当)
GPPS部門 呼吸器領域グローバル分析・インテリジェンス責任者(勤務地:英国ケンブリッジ)フローレン・エドワー氏(現・コマーシャルエクセレンス&IT本部長、消化器・呼吸器領域マーケティング統括部長)
▽退職
金子潔氏(現・専務取締役・営業本部長)