新規アルコール依存症用薬レグテクト 新患シェアでトップ
公開日時 2016/06/30 00:00
40歳代以下で使用割合高く課題は治療継続率、6か月で半数脱落アルコール依存症は飲酒量、飲酒タイミング、飲酒状況の自己コントロールが不可能になった状態を指す。日本には治療が必要なアルコール依存症患者が約80万人、疑いのある人は約440万人との推計もある。その治療は、「アルコール・薬物関連障害の診断・治療ガイドライン」によると、断酒開始時にアルコール離脱症状に対して睡眠導入薬や抗不安薬などをベースにし、断酒状態の継続のために抗酒薬を用いる。抗酒薬は、少量の飲酒でも二日酔いなど飲酒による不快症状を起きやすい状態にし、アルコール忌避を誘導する。現在は田辺三菱製薬からシアナマイド(一般名:シアナミド)、ノックビン(同ジスルフィラム)の2種類が販売されている。そして13年5月に、30年ぶりのアルコール依...