小野とダコ社 抗がん剤オプジーボのコンパニオン診断薬の開発で提携
公開日時 2015/02/17 03:51
小野薬品は2月16日、診断薬事業を行うデンマークのダコ社と、日本、韓国、台湾において、抗がん剤オプジーボを非小細胞肺がん患者に投与する際に最も効果が出る可能性がある患者であるかを予測するコンパニオン診断薬の開発を行うことで提携したと発表した。オプジーボは、活性T細胞に発現するPD-1受容体を阻害することで、腫瘍に対し免疫系からの攻撃ができるようにする薬剤だが、この診断薬は腫瘍細胞側に発現するPD-1受容体に特異的に結合するリガンドであるPD-L1の診断薬として開発を進める。非小細胞肺がん適応では国内ではフェーズ3にある。