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ヴァンティブ・河野社長 「選択肢としての腹膜透析を広める」と抱負 米本社は米バクスターから独立

公開日時 2025/03/14 04:51
透析治療に関わる製品などを手掛けるヴァンティブの河野行成代表取締役社長は3月13日、ローンチ発表会を開き、「ライフステージ、ライフスタイルに合わせた選択肢として、腹膜透析を日本で広めていきたい」と意気込みを語った。ヴァンティブ米国本社は米バクスターの腎臓ケア事業が独立して2月に設立された。日本での事業として、河野社長は腹膜透析に特に注力していく方針を示し、「今までの透析治療の当たり前を変える。事業を通じてヴァンティブとしての新しい道をつくっていきたい」と述べた。

発表会では、透析治療のデータとして、日本では血液透析が97%に対し、腹膜透析は3%にとどまると紹介。腹膜透析の特徴として、通院が必要な血液透析と比べ、自宅や旅行先でもでき、心臓への負担が軽いことなどを特徴として挙げた。一方で普及が進まない課題として、河野社長は「腹膜透析をしている医療機関が約300施設に対し、血液透析をしているのは4、5000施設に上る。すると腹膜透析を始めるきっかけがなかなかない」と指摘。同社では腹膜透析を「おうち透析」と名付け、対応している医療機関が検索できる「透析病院ドットコム」やYouTubeチャンネルを立ち上げて普及に取り組むという。

◎加藤茶さんも登壇 「腹膜透析なら仕事もコントも続けられる」 100歳まで舞台に意欲

発表会にはタレントの加藤茶さんと妻の綾菜さんも登壇。血液透析を勧められたことがあるという加藤茶さんは3月1日に82歳の誕生日を迎えたばかり。「腹膜透析なら自分で透析ができて仕事もコントもあきらめずに続けられる。できれば100歳まで舞台に立ちたい」と話し、会場を沸かせた。一緒に登壇した日本大学医学部腎臓高血圧内分泌内科の阿部雅紀主任教授は「患者さんの家族構成やライフスタイル、価値観を踏まえ、医師や看護師、家族が一緒になって相談しながら治療法を決めることが重要だ」と訴えた。
 
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