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経口中絶薬・メフィーゴ 要件満たせば中絶達成までの院内待機が不要に 厚労省とこども家庭庁が通知

公開日時 2024/12/02 04:47
経口中絶薬・メフィーゴパックの使用に際し、要件を満たす場合は中絶達成までの院内待機を不要とし、医師の許可を得て帰宅ができるようになった。厚生労働省医薬・生活衛生局医薬品審査管理課とこども家庭庁成育局母子保健課が11月29日、都道府県などに対し、「ミフェプリストン及びミソプロストール製剤の使用にあたっての留意事項について」を一部改正する2課長通知を発出した。

メフィーゴ(製造販売元:ラインファーマ)は子宮内妊娠が確認された妊娠9週0日までの妊娠初期に処方が可能な薬剤。1剤目ミフェプリストン、2剤目ミソプロストールを母体保護法指定医師の面前で投与を受け、中絶が達成する。1剤目ミフェプリストン投与後36~48時間後に2剤目ミソプロストールを投与するが、これまでは2剤目投与後は胎嚢排出が確認できるまで院内待機が必須となっていた。

◎2要件満たせば帰宅可能 2剤目投与後1週間を目途に再来院求める 胎嚢排出の有無の徹底確認を

今回発出された2課長通知では、2剤目の投与を受ける者が自宅での経過観察を希望し、当該者の居住地が①当該医療機関に容易に通院可能(当該医療機関を起点として半径16キロメートルの区域内)、②当該医療機関が所在する二次医療圏又は周産期医療圏内――の要件を満たす場合に限り、2剤目投与後の帰宅を許可するとしている。

帰宅を許可した場合は、「自宅での胎嚢排出の有無にかかわらず、遅くともミソプロストール投与後1週間を目途に再来院させ、胎嚢排出の有無の確認を徹底すること」を求めた。胎嚢排出に至った可能性のある子宮出血が認められた場合は、「1週間を待たずして必ず来院させること」と指示した。

自宅等で子宮内容物が排出された場合、医学的な評価に用いる可能性も考慮し、医療機関に持参することを「推奨する」が、「当事者の心情等を踏まえ、医療機関において十分な情報提供を行い、各地域における取り扱いを確認の上で最も適切な対応が行われるようお願いしたい」とした。
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