Meiji Seika ファルマ 米・ボストンに新拠点 重点領域軸に創薬基盤の強化目指す
公開日時 2024/08/20 04:49
Meiji Seika ファルマは8月9日、創薬基盤強化に向けた拠点として米国・ボストンに新たなオフィスを開設したと発表した。同社の重点領域を軸に創薬基盤技術や新規創薬シーズの獲得に向けて投資機会の探索を進めるという。同社の小林大吉郎代表取締役社長は「ボストンオフィスの開設は、革新的技術の創出・獲得のための第一歩」とした上で「既存事業に加えて、投資活動を通じたイノベーションの推進と新薬・新規サービスの提供に貢献できるよう邁進する」とコメントしている。
ボストンオフィスは米国子会社のMeiji Pharma USAの拠点として開設。当初は3人を配置し、ベンチャーキャピタルとの連携などを通じたアプローチを進めていく。対象領域は、重点領域として掲げる感染症・ワクチンや血液疾患、免疫疾患を中心に、新たなモダリティや技術の獲得に力を入れる。また治療薬以外にも、公衆衛生や診断・予防、デジタルヘルスの領域も視野に入れていくという。
Meiji Seika ファルマは中期経営計画で持続的成長のための事業基盤の進化に向け、成長市場である海外への積極投資やグローバルワクチン戦略を掲げる。ボストンオフィスの開設で「創薬基盤強化の拠点として、海外市場でのさらなる成長を推し進めていく」としている。