参天製薬 50歳以上・勤続年数3年以上の国内社員・再雇用社員に「早期退職特別支援プログラム」実施へ
公開日時 2023/09/04 16:10
参天製薬は9月4日、早期退職特別支援プログラムを実施すると発表した。適用対象者は23年12月31日時点で50歳以上かつ勤続年数3年以上の同社日本法人に直接雇用される社員と定年後再雇用社員。ただし、一部製造に関わる部署は除外される。募集人数は「設定なし」。募集期間は10月2日~10月31日。退職日は12月31日。同社の全社員数(国内)は約2000人。
◎新中期経営計画 成長戦略を支える「組織体制・仕組みへの変革」の方針を明示
同社は、4月に公表した「新中期経営計画」で、戦略・組織運営方針の抜本的な見直しを進める方針を打ち出した。特に2025年度までは、成長に向けた基本方針として、「構造改革の推進」と「各地域事業の売上最大化」の2軸で収益の最大化に取り組むとし、同時に競争力と収益力を徹底的に高めることを目指し、成長戦略を支える「組織体制・仕組みへの変革」に注力する姿勢を鮮明にしていた。
今回の早期退職特別支援プログラムはこうした流れを踏まえて策定されたもの。同社は、「経営環境が大きく変化する中、眼科医療におけるボトルネックを解消するソリューションの開発・推進をはじめ、戦略実行をリードする組織・人材を強化している。これら経営変革の方向性、および今日、一人ひとりのキャリア観や働き方も多様化しているという背景をふまえ、本プログラムの実施を決定した」と説明している。
◎プログラムの適用対象者に対しては、①退職加算金、②再就職支援-を用意
なお、早期退職特別支援プログラムの適用対象者に対しては、①退職加算金(通常の退職金のほか退職特別加算金を支給)、②再就職支援(希望者に外部の専門会社による再就職支援サービスを提供)-を用意する。