外用抗真菌薬 白癬、カンジダなどで月間100万人
23年6月 爪白癬にクレナフィン17万人、ルコナック6万人
公開日時 2023/09/01 00:00
皮膚真菌症の代表と言えるのが白癬とカンジダ症で、中でも白癬菌が足の皮膚で増殖して発症する足白癬は日常よくある疾患だ。外用抗真菌薬は2005年のルリコナゾール(先発品・ルリコン)以降、新有効成分の承認は途絶えていたが、爪白癬の初の外用薬としてエフィナコナゾール(製品名・クレナフィン)が14年に登場。16年にはルリコナゾールの爪外用液(同ルコナック)も加わり、爪白癬治療薬がけん引する形で市場が活性化している。18年には経口の新薬ホスラブコナゾール(同ネイリン)も承認された。そこで今回は、皮膚外用抗真菌薬について、いつものように、調剤レセプトや社保レセプトなどのリアルワールドデータ(RWD)で実際の処方動向を把握し、拡大推計して市場全体の処方実態も分析するインテージリアルワールドの統合医療データベ...